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建売と注文住宅ってどっちがいいの?それぞれのメリットとデメリット

建売と注文住宅ってどっちがいいの?それぞれのメリットとデメリット

建売物件と注文住宅はどちらの方が良いのでしょうか?

いろいろな人の話を聞いてみると

「建売物件は安かろう悪かろうだから注文住宅の方が良い」

とか

「建売は資材の質が良くない」

というように注文住宅が優位といった声が多いように思います。

しかし、実際のところは建売物件が必ずしも悪いわけでは無く、注文住宅が必ずしもいいわけではありません。

どちらにも良い所(メリット)と気を付けなければいけない事(デメリット)があります。

今回は、建売物件と注文住宅のメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

建売の良い所(メリット)

コストが安い

建売物件のメリットの一つとしてコストの安さが挙げられます。

建売物件は同じ部材を大量購入して、複数の物件を同時に建てていきます。

なので、資材1個当たりの仕入れコストを抑えることが出来ます。

また、注文住宅のようにお客さんと間取りの打ち合わせをする必要が無いため、その分の人件費も抑えられます。

さらに、注文住宅のようにテレビCMなどの高額の広告費をかける必要が無いので、そういった面でコストを抑えることが出来ます。

以上のような理由から、注文住宅と比べると安く建物を販売することが出来ます。

決して「品質が悪いから」とか、「職人が手を抜いているから」という理由ではありません。

実物を見られる

建売物件は基本的には既に建っているものを販売するので、実際に建物の中を見てから購入することが出来ます

これも建売物件の大きなメリットです。

注文住宅は注文をしてから建物を建てはじめるので、実際に建つ前に契約をしなければいけません。

なので、私のように建ててから「後悔した」ということも有りうるわけです。

その点、建売物件は買う前に実物を見ることが出来ます。

その中で気に入らない点があれば買わなければいいだけです。

注文住宅で失敗したと思っている私としては、建物が見られるという建売物件のメリットは非常に大きいと思います。

すぐに住める

既に建っているものを購入できるので、購入後すぐに入居することが出来ます

さすがに即日入居することは出来ませんが、購入してから1ヶ月以内には生活を始めることが出来てしまいます。

注文住宅だとどう頑張っても契約してから引き渡しまで3ヶ月はかかります。

色々な事情があって、すぐに新居で生活をはじめたいという方の要望にも建売物件は対応できます。

建売の問題点(デメリット)

こだわりを詰められない

建売物件最大のデメリットは自分のこだわりを詰められないことです。

建売物件は既に建っているものを購入するので、間取りを含め自分の気に入らないところがあっても基本的に変更することは出来ません。

最近では設備などをある程度の範囲から選択できる「売建物件」なんてものもありますが、そうすると実物を見られるメリットが無くなるうえに変更コストが発生します。

「絶対に譲れないこだわりがある」という人は、建売で条件に合う物件を見つけるのはなかなか難しいかもしれません。

施工現場を見られない

施工現場を見られないというところも建売物件の問題点の一つです。

建築過程を都度確認できる注文住宅と違い、建売物件では建築工程を確認することはほとんどできません。

今どき「建売物件だから欠陥住宅になる!」といったケースはほとんどありませんが、やっぱり施工状況を見ているのと見ていないのでは住む人の安心度が違います。

そういった安心面を不安視される方は、建売物件は向いていないと言えると思います。

保証が充実していない

最近では長期保証を売りにしているハウスメーカーも多いですが、建売物件には基本的に保証がありません

法律で定められている範囲以外の保証はほとんどが有償、場合によっては全くないなんてこともあります。

家は購入して終わりではないので、こういった保証の有無は安心して住み続けられるかどうかの大きなポイントにもなります。

建売物件を検討する場合には、保証の部分についても検討項目に含めるようにしましょう。

注文住宅の良い所(メリット)

自分のこだわりを詰められる

注文住宅の良い所は、自分のこだわりを存分に詰め込めることです。

間取りから設備、外壁の色まですべてを自分好みに作ることが出来ます。

(もちろん予算の範囲内ですが・・・)

例えば、我が家だったら「3人の子供にそれぞれ部屋を持たせたい」というこだわりがありました。

建売では客間込み4LDKの間取りが多くなかなか条件に合う物件はありませんでしたが、注文住宅にしたことでこういったこだわりも実現することが出来ました。

「こだわりを持った家づくりがしたい!」という人にとっては、注文住宅は非常にメリットが大きいと思います。

施工現場が見られる

注文住宅は契約してから施工が始まるので、施工状況を都度確認することが出来ます

なので、計画通り施工されているかどうか、自分の目で確認することが出来ます。

正直に言えば、問題なく施工されているかどうかを素人目で確認するのは簡単ではありません。

ですが、現場を見ると不思議と住みはじめてからの安心感につながります。

気にしない人にはいいのですが、「施工の状況が気になる」という人は注文住宅の方が安心して住み続けることが出来ると思います。

保証体制がしっかりしている

最近の注文住宅は保証体制がしっかりしています

定期的に点検をしてもらえるハウスメーカーがほとんどですし、一部有償ですが長期にわたって保証してくれるハウスメーカーも多くあります。

建売物件では「売買したら終わり」のケースがほとんどなので、法令で定められた部分以外の保証が付いているものはなかなか多くありません。

家は買ってから長く住み続けるものなので、そういった保証面が充実しているのも注文住宅のメリットです。

注文住宅の問題点(デメリット)

自分で全部決めなければいけない

注文住宅は自分のこだわりを詰め込める反面、間取りから設備、外壁の色まで全て自分で決めなければいけません。

家を建てるにあたっては事細かに決めなければいけないことがあるので、打ち合わせにはかなりの時間と労力がかかります。

しかも出来上がったものは誰の責任でもなく全て自分が決断したものです。

自分で決められる分「あの設備付けておけばよかった・・・」「この間取り失敗した・・・」といった後悔は建売物件以上に大きくなります。

家づくりにかかる手間と後悔した時の大きさは注文住宅のデメリットの一つです。

完成してみるまでモノがわからない

注文住宅の場合には契約を済ませてから家を建てるので、契約時点で実物を見ることが出来ません。

ハウスメーカーはモデルハウスや実例を案内したり、パースなどでイメージを見せたりしてはくれますが、やはり実物とイメージでは違う部分が多少なりとも出てきます。

その為、出来上がってから「なんか違う・・・」と思う部分は少なくありません。

実際、我が家は玄関収納を設えましたが、実際出来た物を見ると思ったよりも小さく感じています。

建売物件は実際の物を見ることが出来るのでイメージとの差が生まれることはないのですが、注文住宅ではこういったイメージと実物の違いが生まれやすいので注意が必要です。

施工に時間がかかる

注文住宅は契約してから建物を建てはじめるので、契約したらすぐ住みはじめるわけではありません。

一般的に契約から引き渡しまでは3~6ヶ月、場合によっては1年程度待つこともあります。

きちんと建築スケジュールを建てている人にとってはあまり影響ないのですが、入居希望日が差し迫っている場合には契約から引き渡しまで時間がかかることはデメリットになり得ます。

注文住宅で家づくりを検討する場合には建築スケジュールにも注意しましょう。

条件に合う物件であれば建売でもいい

購入価格が高いから「注文住宅の方が良い」と思われがちですが、自分の条件に合った物件であれば建売物件でも全然問題ありません。

むしろ条件に合う物件を安く購入できることで、住宅ローンの負担が少なく済み結果的に良いことの方が多い場合もあります。

建売物件か注文住宅かを判断するときに重要になるのが「予算」と「こだわり」です。

まずはライフプランニングと家に求める条件出しをした上で、「建売と注文住宅どちらの方が自分に合っているのか?」を検討しましょう。

また、その検討の中で「注文住宅の方が自分に合っている」と結論付けた場合でも建売物件の検討は並行して続けることをオススメします。

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注文住宅で家を建てる人に建売物件を見ることをオススメする理由 注文住宅で家を建てるにあたって、間取りで悩まれている方は多いと思います。 私も自分の家づくりをする時は本当に間取りのことば...

どちらにも良い点と悪い点があります。

注文住宅が必ずしもいいわけではありませんし、建売物件が必ずしも悪いわけではありません。

それぞれの良い点と悪い点を踏まえたうえで自分にとってどちらが合っているかを検討しましょう。

ABOUT ME
あっくん
あっくん
注文住宅業界歴11年の住宅メーカー社員。2017年10月にマイホーム購入。自分の家づくりの後悔をきっかけに家づくりについての情報を発信しています。